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Life is Art

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【なぜ今アート教育が大切なのか】~子どもたちの未来に残せるもの

 

子どもたちは本来、制限されない豊かな感性を持っています。

空の色に心を動かし、光や風、小さな発見に目を輝かせる力があります。

けれど今の社会は、たくさんの情報やルールに囲まれ『こうしなければいけない』という空気の中で

正しい答えを求められ、自由に自分を表現する機会が少なくなっているように感じます。

実際、学校教育の現場でも近年美術や書道、音楽などの芸術科目に割く時間が減っていると耳にするようになりました。

さらに近年ではAIが発達し、手軽に何でもコピーできてしまう便利な世の中になっています。

でもだからこそ、これからは今以上に、ゆっくりと時間をかけて表現したものに、より大きな価値が生まれていくのだと思っています。

音楽や美術などのアートは、自分が想像しているより、生きる上で本当はとても大切なものです。

子どものうちに実際に手を動かし、人の手で生み出した温もりや感情を感じ取り、

自己表現する手段を持っていてほしいのです。

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私はこれまで、海外で子どもたちと一緒にアートクラスを行ってきました。

フィリピンで出会った子どもは、最初はお友達の真似ばかりしていました。けれど1年間一緒に描き続けるうちに、自分だけの表現を見つけ、まるで作家のように独自の表現をするまでに変わりました。

また、「自分は絵が下手だから」と消極的だった子が「自分でもできた!」を積み重ねることで苦手意識を克服していったり、自信を取り戻していく瞬間も何度も見てきました。

 

「わかった!」「できた!」という時の“子どもたちの瞳の輝き”が、私は何よりも大好きです。

どこの国の子どもたちもアートを日常にとり入れ、継続することで確実に自己肯定感が上がっていくことを感じています。

アトリエCocoは、ただ絵が上手になるための場所ではありません。

「自分は今のままで素晴らしい」と感じられること。「間違いを恐れずに表現する」こと。

それは、子どもたちがこれから生きていく上で、大きな心の支えになります。

生の色に触れること、光や自然に意識を向けることだけでも、子どもたちの心を健やかにしてくれることでしょう。

 

私はすべての人が表現者で、年齢は関係ないと思っています。

むしろ余計な情報にさらされていない、自然と近くにいる子どもの方が生き生きとした表現をしてくれます。

小さい子から大きい子まで一緒に描く理由はそこにあります。十人十色、みんな違ってみんな良い。

 

多様性が加速するこれからの時代を生きる“心の土台”をアートを通して、

「心のアトリエ」で育てていきます。​

 

【大切にしている価値観】

突然ですが、世界中で多くの人が「幸せになりたい」と願っています。では、どうすれば幸せになれるのでしょうか。

私が20代に5年住んだフィリピン・セブのカオハガン島にはたくさんの幸せのヒントが詰まっていました。

島のオーナーである崎山克彦氏の著書『何もなくて豊かな南の島』にはこう書かれています。

「幸せの方程式」

欲しいものが多すぎると、たとえ財産を持っていても満たされにくくなり、

反対に、欲が少なければ、今あるものに感謝して大きな幸せを感じられる

というものです。

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実際に、カオハガン島では、当時人々は国連が定める最貧国の基準(1日1ドル)のさらに約3分の1ほどの収入で暮らしていました。
それでも、豊かな自然の恵みの中で、魚を採り、
時々近くの島に帆船で出かけ、山の幸と交換して暮らしていました。家は竹を編んで作った壁とニッパヤシの簡素な創り。人々は食べ物を分け合って、自然と共存しながら楽しそうに暮らしていたのです。

たった40年前ですら、物々交換をしながら現金をほぼ使わない暮らしていたのです。

私はこの「足るを知る」という価値観に心を打たれ、トランクひとつでこの島に移住しました。

島のオーナーである崎山克彦 さんは、1935年生まれ。戦後の焼け野原から高度経済成長期を経験し、「物が増えていく豊かさ」を実感した世代です。
しかしその一方で、経済成長の中にある矛盾にも気づいたと言います。

たとえば、手洗いの時間を減らすために洗濯機を購入したのに、その代わり、ローン返済のために働く時間が増えてしまったというのです。
便利さと引き換えに、本当の自由が減ってしまい、高度経済成長の中で、あるとき資本主義の飽和点を超えてしまったといいます。

その後講談社インターナショナルの社長を務め、アメリカで日本文化を紹介する仕事をしながら、ダイビングで訪れたセブの海で島との運命的な出会いを果たします。島の人々の生活を見て、今までの人生経験から、「本当の豊かさとは何か」を考え続け、最終的には
“持続可能な生き方とは、究極にはものを買わないこと。つまりは、むやみに物を買うのではなく、今あるもので工夫して生み出すこと”
という考えにたどり着いたそうです。

【幸せの方程式を一周してたどり着いた答え】

私が20代で何もなくて豊かな島の暮らしを体験して思ったことは、島民の生活を見ていると確かに「仕事のために生きる」のではなく、「生きるために仕事がある」感覚でした。
それ以外の時間は、自然の流れに身をゆだね、家族や友人とゆったり過ごす、とても豊かな時間でした。

しかし、日本に帰国した私は、自然と共に生きることが難しい都会の環境で、生活にはお金が必要である現実がありました。
子どもができ、大切な人を守るためには、ある程度のお金も大切だと思っています。

でもお金をいうものは感謝の気持ちの形でもあります。物質的な世界に一時の魅力は感じるものの、本当に私が求めているものを突き詰めた結果、心を豊かにするお金の使い方や循環を大切にしたいと思うようになりました。

たとえば、世界一貧しい大統領として知られる ホセ・ムヒカ さんのように、
たとえお金を持っていても、それを他者のために使うことで、より大きな豊かさを感じている人もいます。

そんな私が「幸せの方程式」を一周してたどり着いた答えは、
お金・物・才能すべてを含めて、「与えること」を喜びとする生き方でした。

あるオーストラリアの女性が、若くして病で亡くなる前に「やり残したことは?」と自分に問い、
「もっと与えたかった」と言葉を残したそうです。

また、聖書にも「与えることは、受けることよりも幸せである」とあります。

そこで私が考えた新しい幸せの方程式は、


幸せ=与えたもの ÷ 財産 です。

財産が多くてもシェアしなければ、幸せは小さく感じられる。
財産が少なくても、たくさん与えることで、幸せは大きくなる。
そして財産が増えれば、さらに多くを与えることもできる。

そんな循環の中で、自分も、そして周りの人も幸せになっていく。
そのような「幸せの輪」を、和の国・日本でも広げていきたいと願っています。

癒しのデザイナーとして、これからも人生を通して、
やさしくあたたかい愛の循環を生み出せる活動ができたらと思っています。

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【心のダイヤモンドを磨きなさい】

大学を卒業し、フィリピンの小さな島でゲストハウスを手伝いながら暮らし始めたときのことです。
最初に、オーナーの奥様・順子さんが「心のダイヤモンド」の話をしてくれました。

「ここで出会うお客様と、たくさん話をしなさい。
失礼かもしれない…と考えすぎずに、どんどん質問していいのよ。

人の話を聞くたびに、心の中にある球体に面が増えていくの。
それが少しずつ、ダイヤモンドのような形になっていくのよ。

自分が興味のある話は、大きな面になる。
でも、知らない世界の話や、あまり興味が持てないことでも、たくさん聞くことで面は増えていく。
そうやって、ダイヤモンドを削り、磨いていくのよ。」

そのゲストハウスでは、食事の時間になると、風の通り抜けるダイニングで、
お客様と一緒にひとつの大きなテーブルを囲みます。

当時大学を卒業したばかりだった私は、年上のお客様にどう話しかけていいのかわからず、なかなか会話のきっかけを作ることができませんでした。
言葉は頭に浮かんでも、間違えることが恥ずかしくて、自分の意見を伝えられなかったのです。

そんな私の隣で、順子さんは
「わからない!それ何?どうして?」と、思ったことをそのまま素直に口にしていました。

母と同じくらいの年齢の彼女の姿を見て、
知らないことや、質問することは、恥ずかしいことではないと気づかされました。

そして発言をしても否定をされない安心な場所ができてからは、

年齢や職業に関係なく、さまざまな人と話せるようになりました。
今振り返ると、世代を超えて人とつながる横の関係=”コミュニティ”を築く、とても貴重な経験だったと感じています。

もっと内面を磨きたい。魅力的な人になりたい。
そう思ったときこそ、出会った人に興味を持ち、
その人の話に耳を傾けること。

ひとつひとつの出会いが、心のダイヤモンドを磨いてくれる。
そんな大切な学びを、この場所で受け取りました。

​【大人が子どものままでいい】

​年を重ねても素直でいることと同時に

子ども達にも分からないことは堂々と質問するような、

好奇心旺盛な心を持ったまま

輝く瞳の大人になってほしいと願っています。

Kaori Blue
Art Life

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